2023.10.3

もう頼まなくなったけど、社食が廃止になるとの通知。委託業者の値上げもあるけど、調理員が集まらないんだって。ブックマークを整理していたら、去年の記事で、アメリカでコロナ禍で離職した人たちが戻ってこないって書いていて、日本でも人手がないから飲食店や旅館を縮小して営業しているとニュースでも見たけど、この戻ってこない人たちは違うところで働いているの?それとも働いていないの?働いていない場合、どうやって生活しているの?

ユーネクストで「小公女」が見放題になっている。ポイント使って見たのに、待てばよかった。今週末に「ユンヒへ」を見て、一旦解約。今はゆっきゅんがすすめていたカサヴェテスの「こわれゆく女」を見ている。ジーナ・ローランズが精神的に不安定になっていく主婦を演じてるんだけど、怖い。私のこの怖さ一番駄目かも。夫のニックは配管工で、徹夜明けの仕事の帰りに仕事仲間を家に連れてくる。ジーナ・ローランズ演じるメイベルが食事を作ってもてなすんだけど、食べている席で、仕事仲間に絡み始める。ニックはいいかげんにしろとたしなめるが、メイベルはやめない。この、メイベルが次に何をしでかすか分からないのが怖いし、メイベルがしでかすことによって、仕事仲間がきれるかもしれないことが落ち着かない、そわそわする。仕事仲間は慣れている面もあって、きれることもなく、受け流すんだけど、この、もしかしたらきれるかもしれない、怒るかもしれないって見ているのが落ち着かない。また、ジーナ・ローランズが上手いんだもん。ニックは、ピーター・フォーク。彼はカサヴェテスの「オープニング・ナイト」にも舞台関係者みたいな感じでちらっと出てた。

井上荒野「照子と瑠衣」って、「テルマ&ルイーズ」だよね。「照子と瑠衣、ともに七十歳。妻を見下す夫を捨て、老人マンションの陰湿な人間関係を見限って、女性ふたりの逃避行の旅が始まった」いいぞ。中高年女性が主人公の物語はいくらあってもいい。あと、若いときから年齢重ねていく女性の物語もね。

シャインマスカット初めて食べた。美味しい。しかも皮まで食べられる。葡萄の何がめんどくさいって、皮と種だから、それが解消されて食べやすい。ただ、酸味が全くないんだね、少しほしいかも。

昨日寝る前、憂鬱になってやっぱり今の自分が受け入れられなくて、なんでこんなことになっちゃったんだろう、これからどうしたらいいんだろうって考えて、でも、すんなり眠れたのでよかった。なんでとどうしては禁止。これは過去を問う言葉。これからどうしたらいいんだろうはいいのかな。これからどうしたい?とか。どうしたいって、どうしたい?そりゃ、あるよ、どうなりたいかとか、でも仕事って自分ひとりでどうなるものでもないじゃない。限界がある。スピノザ調べていたあの公務員今どうしているんだろう。昨日あれだけ役に立ちたいと書いたくせに、今日はブックマークしていた「生産性という病」を読んでいる。前に読んだんだけど、後半が哲学の話でちょっとおいてけぼりをくって、流し読みしたままにしていたので、改めて読み返している。1の後半は相変わらずよくわからないけど、2へ入ると、アリストテレスの時代には卑しいとされていた労働が、いつから価値のある道徳的なものとなったのか、に「通俗道徳」が出てくる。関心の範囲が狭いから、近くをうろうろしているんだね。こうなってくると読みやすい。自己啓発の話になってきて、「ハッピークラシー」と同じこと言っている。ただ、働かないと消費しないはセットだよね。お金がないから消費ができないし、消費しないならお金は少しでいい。でも、消費したい。旅行に行きたいし、洋服欲しいし、本も欲しい。第3回はタイパ。「すべての行動は動機づけられていなければならない。現在を未来にとって有用であるように編成しなければならない。なぜなら未来は現在にとっての主人だからである。」あー思い出せない、あ、礒野真穂さんの本。私たちは合理的な判断をすれば、合理的な未来が手に入ると言うが、それは本当だろうか。第4回に読みたいと思っていた「怠惰の美徳」が出てくる。そしてタイトルには「疲労社会」。読みたい。シオランも出てくる。この辺りの本読み始めようかな。ただ、結局狂骨読み始めたら止まらなくて、鉄鼠も予約したし、鵺を今年中に読み終わらせるために頑張るので、ちょっと他まで手が回らない。しかも、「疲労社会」図書館にないんだった。

どうしたらいいんだろう。分かんない。考えないままずるずるいくのも怖いけど、どうしようもできない。働かないと消費しないはセットなように、働かないと見下される馬鹿にされるはセットだよね。部屋借りたりクレジットカード作ったりもできない、信頼がないから。そんなの気にしないって思えないんだよね。卑屈になってしまいそう。世間体を気にするなんて愚かなことかもしれないけど、周りの目によって自分を規定してしまうことってあるじゃない。それこそが愚かなことなんだけど、でもさ、気になっちゃうし、それが行動にも影響するし、自己評価にも影響する。私はするんだよ。しないひとはよかったね、でも私はするんだよ。皆保険制度がなくなったら海外移住を考えるって、そんな選択肢最初からない。皆保険のなくなった国で生きていける気がしない。自分を肯定したくていろいろ本読んでいるけど、できない。仕事のせい。役に立つか立たないかでしか自分を判断できないのかも。でも、仕事でそれ以外の判断基準てある?あるかもしれないけど、役に立つ=いい、役に立たない=悪いから動けないんだ。役に立たなくても、生産性がなくても、成長しなくても、いいと思えればいいけど、仕事の場ではそうは思えない。