2023.10.5

今日はいい夢見た気がしたのに、そういう時に限って忘れている。脳の構造が悪いことばっかり、思い出したくない事ばっかり覚えているようになっているんだと思う。やだやだ。

お通夜に参列してきた。会場で会った人、あまり接点なさそうなのになと思っていたら、会社のサークルで一緒だったと言っていた。そうだった、前に誘われた畑づくりサークルみたいに、何個かサークルあって、そのうちの一つ、バドミントンで一緒だったんだって。すごく上手だったんだよと教えてくれた。故人がいた部署は仲良くて、プライベートでも遊びに行っていたみたいで、退職した人も結構来ていた。スポーツが好きだったから、ゴルフセットとかランニングシューズ、帽子、あと賞状なんかも並べられていて、あと、小さいタブレットで家族の写真を流していた。近くの駅まで会社の人に車で送ってもらって、沢山の人が来ていて、辞めた人も沢山来ていて、人柄よかったから、亡くなった時に分かるねと言っていた。こういう話はよく聞くし、ドラマとかでも見るし、「カーネーション」でも善ちゃん亡くなった時糸ちゃん言ってたし、ただ、実際に目の当たりにするのは初めてで、自分のときはどうなるんだろうと考えずにはいられないかった。んだけど、もうすぐ駅ってとこで、定期を会社に忘れていたことに気が付く。喪服に着替えて、朝着ていった服を荷物になるから明日にしようとロッカーに置いてきて、その羽織のポケットに入れたままだった。定期忘れましたって、話してて、もう駅という段階で、なんと鍵も忘れていることに気が付く。でも言い出せなくて、そのまま降りる。実は会場が実家から近くて、徒歩で20分かからないくらい。実家に合鍵あるから取りに行くなら、駅まで送ってもらう必要なかった。仕方ないからバスで実家まで帰ろうと調べたら15分後にある。待合室で待っている時に、ふと、帰りの時間を調べたら、バスが1時間に1本に減っている。前は3本はあったのに。バス待っていたら、帰りが遅くなりそうだったので、仕方なくタクシーで帰る。前は1500円位だったのに、1800円超えた。感傷的な気持ちはどっかいってしまった。前に郵便受けの蓋の裏に合鍵を貼っておいたんだけど、ある時郵便口から手を入れてみたら、鍵に触れたので、これはまずいと撤去した。当然外から見ただけでは鍵が貼ってあるとは分からないんだけど、泥棒をしようとする人って、多分鍵をこういうところに隠しているだろうと情報を多く持っていると思うんだよね、で、狙いを付けてそういうところを探すだろうから、郵便受けから手を入れないとは限らない。可能性のある限り安心できないので撤去した。で、その後どこに置いておいておいたらいいか分からないまま、この日を迎えてしまった。親がいたから鍵預けられたけど、親がいなくなったら、どうしたらいいんだ。何か備えておかないと、考えておかないと。終活しようかな。前から考えてはいるんだけど、手が出ない。関連する本を立ち読みしたり、図書館で読んだりはしているんだけど、考えるまでいかない。一度図書館で借りて、家で書き出してみようかな。あと、厚労省のホームページにも載ってるんだよね。

「アワ・ボディ」を見た。感想にはネタバレあり。大学卒業後公務員試験に落ち続けてきたチャヨンは、31歳の時に受験を止める決意をする。恋人にも振ら、母親から反対されるチャヨンの前を、颯爽と駆けていく女性の姿が。その姿に惹かれたチャヨンは自分もランニングを始める。

何かがうまくいかない時、夢中になれる何か、これをやっている時はいろいろ忘れられる何かを探すという物語はよくあって、昔だったらそれで仕事もプライベートもうまくいく展開はお約束だったかもだけど、もうその物語を受け入れらなくなっている。まずね、仕事した後に何かをする気力が残ってないのよ、という中年の愚痴は置いておいて、この映画は、ランニングを始めたからといって、何もかもがうまくいく話ではない。後ランニングと言えばさわやかさ、溌溂さみたいのを連想したけど、ちょっと暗いトーンの話だった。

母親から家賃と保険の支払いを拒否されたチャヨンは、中学時代の友人、ミンジが働く会社でアルバイトを始める。24歳や26歳の若い同僚と仕事をするが、チャヨンだけスピードが遅い。同い年のミンジは正社員で役職もつき、最近結婚もした。その差を実感したチャヨンは、走る。あの時目の前を駆けて行った女性、ヒョンジュとそのランニング仲間と仲良くなり、いつも一緒に走るようになる。美しいランニングフォームと、引き締まった身体、いつも笑顔で明るく、出版社で働き、作家を目指しているというヒョンジュにチャヨンは憧れを抱く。

ランニングを始めてからヒョンジュは痩せて、母親と妹は気が付くけど、服装が変わっても会社の人は誰も気が付かない。走って何かが変わるわけではないけど、チャヨンはヒョンジュの後ろを走る。ヒョンジュの部屋に行ったチャヨンは、ヒョンジュが手作りした酒を一緒に飲む。生活感の全くない部屋で、逃げてきたというヒョンジュは、飲むために走っていると酒を飲む。少し酔ってきた2人はどんなセックスをしたいかを話し、ヒョンジュは30歳上の男と出来るか聞く。顔をしかめるチャヨンに、若い男は体を見せつけて、触らせようとすると笑うヒョンジュ。暑くなったとアンダーウェアだけになったヒョンジュはそのままの姿でごみを捨てに行く。その姿からヒョンジュは目を離せない。

しかし、ある日カフェで仕事の打ち合わせ後に暗く落ち込むヒョンジュの姿を目にしたチャヨン。普段見るヒョンジュからは想像もできない姿に、チャヨンは声をかけられない。その頃からヒョンジュはランニングの待ち合わせ場所に現れなくなった。ヒョンジュの部屋の前で待っていると、遅い時間に少し酔って帰ってくる。これから走ると言うヒョンジュを、遅いからとチャヨンは止めるが、ヒョンジュは走りに行く。彼女の後ろをついていくチャヨン。その途中、ヒョンジュは事故で亡くなってしまう。自分のことをほとんど話さなかったヒョンジュ、ランニング仲間は、彼女が書いた文章を読めば分かるかもしれないと言う。ヒョンジュから鍵を預かっていたチャヨンは、部屋で彼女の文章を読む。

ヒョンジュが亡くなっても変わらずに続く日常。年齢的に難しいと言われているインターンへの試験を控えたある日、残業しているチャヨンに部長が声をかけてくる。部長室で酒を飲む2人。チャヨンは飲むために走っている、年上の男性が好きだと、ヒョンジュンを思い起こさせるようなことを言って、部長と寝る。インターン試験に合格したチャヨンだが、部長とのことが広まって嫌がらせを受ける。会社を休んだチャヨンは、母親と妹にごちそうをする。給料が出たから2人におごりたかったと言うチャヨンに、母親は今のところで働きながらまた試験を受けろと言う。いつまで働けるか分からないから、公務員なら安心だと。

若くない女性が働いていくことの厳しさ、自分の体は自分のものだということを書いている話だと思った。部長とのことを噂したのは、ミンジだった。ミンジにチャヨンは、インターンになるために寝たんじゃないと言う。私はインターンになることが無関係だったとは思えない。面接では全く質問もされず無視される。年齢のせいだと思う。26歳の同僚が、年齢が高いから難しいという社会で、31歳で社会人経験のないチャヨンにはさらに難しい。話自体も来ていない感じだったし。チャヨンは、これは自分の選択だと言いたかんじゃないかと思った。正社員登用試験に行かなかったチャヨンは、豪華なホテルに泊まる。どんなセックスがしたいに、豪華なホテルでと答えたチャヨンは、一人でルームサービスを頼み、一人で楽しむ。走って体型維持するのも、アンダーウェア姿でゴミ捨てに行くのも、ヌードの背中の写真を撮るのも、誰と寝るかも、豪華なホテルで一人でするのも、全部自分のためで、全部自分で決めることだ。女性が体型維持を心がければ、男はぽっちゃりした女の方が好きだと言い、露出の多い格好をすれば、誘ってると言う、女性の身体が女性の意思から切り離されて、男がいいように解釈し、勝手に評価する社会で、自分の体は自分のものだと言う話。性のことに限らなくてもいいのではという思いもあるけど、性のことが一番女性の意思から切り離されてしまうことだからね。そして、誰も分かってくれない。母親も、ミンジも、きっとヒョンジュンも。

明日は休みだから、明日から4連休だから、もう仕事のこと、将来のことで悩まない。ちょっと、さぼっていた生活のことをする。例えば、喪服をクリーニングに出す、ボタン付けをする、布団を捨てる手続きを取る、通勤かばんを洗う、などなど。先月の休みに行けなかったパン屋にモーニングに行こうかと思ったけど、天気が悪そうなので止める。平日休みは街中が空いているから出かけようかな、でも節約しないとだし、思いっきりだらだらしたい気持ちもある。4日あれば、1日位だらだらしても罪悪感は残らない。あと、ゆっきゅんの配信が確か9日までだったので、買おうかな、でも声小さくて聞こえないんだよね。ポイントで「ユンヒへ」を見て、ユーネクストを一旦解約。

あれ、廣野さんの新刊出ていたから予約したら、もう回送中になった。新刊てたいてい1ヶ月は動かないのに。まあ、連休中に借りられるのでよかった。読みたい本が多すぎて、予約枠が足りない。イザベラ・ディオニシオの新刊が予約開始してて、枠を空けるために「アンダイング」の予約を取り消した。これ、順番待ち1番なんだけど、他に予約が入っていないので、明日鉄鼠を借りたら、その枠で予約し直す。イザベラさんは前作も予約多かったから、新刊も多そうと読んで優先的に入れてみた。こうやって予約取り消して次空いたら予約し直そうと思って、しないまま忘れて行った本がたくさんある。

考えない考えない。明日休み。蟻だったらこんなに悩まなくて済むのかな。蟻の3割は働かないって言うでしょ、非常時に備えているらしいから、それなら悩まないでいられるのかな。それとも蟻も悩むのかな。いや、蟻の目的は種の保存だから、そのために働かず、いざというときに備えているのだから、存在自体で役に立っているのかも。働かない蟻は役に立つけど、働かない人間はそうはいかない。そうはいかなよね。転職活動とかもう無理。考えただけで動悸が苦しくなりそう。どうして諦められないんだろう。どうして生活のためと割り切れないんだろう。どうして禁止だったんだ。考えない。明日は休みだし、どうせ死ぬし、考えない。人っていつ死ぬか分かんないんだよね。自分の時はあんなに多くの人は集まらないと思う。それに関しては別にいい。もう親もいないだろうし、自分の死を知らせてほしい人もいないんだよね。親がいないからそういう手続してくれる人もいないし、葬儀と埋葬に必要なお金とどうしてほしいかを書いておいて、市役所の人にお願いしたい。そのためにも終活しておかないと。役立たずのまま死ぬのはいいんだけど、役立たずのまま生きているのが耐えられない。どうせ死ぬから役立たずのままでいいのかもしれないけど、それはそれで辛い。また宝くじ買おうかな。5億当たらないかな。5億当たったら今のところを辞められる。そう思えるだけど心が軽くなる。もう会社に行かなくていい。そんな夢みたいなことがあるだろうか。願っても祈って叶わないけど、5億があれば叶うが、5億がない。5億がほしい。今の職場を辞められる上に、将来の心配をしなくていい。フルタイム以外の労働を選べる。素晴らしい。妄想しているときだけ元気になれる。妄想は所詮妄想。一瞬は悩みを忘れられるけど、現実は変わらない。現実が変わらない限り悩みはなくならない。自分が嫌い。転職できなかった自分が嫌い、ここに就職した自分が嫌い、もっと転職活動頑張ればよかった、もっと若いうちに始めればよかった、もっと貯金しておけばよかった、自分が嫌い。そうしようもできない自分が嫌い、どうしていいか分からない自分が嫌い、もうやり直せない、こんなはずじゃなかったのに、生活を諦められないのなら、生活のためと割り切るしかない。なんでできなんだろう。なんで禁止。首になったら実家に帰ればいい。でも親に言いたくないな。恥ずかしいし情けない。でもそうしないと生活できないし。周りの目も気になるな。幼馴染はみんな結婚しているのに、結婚はしたくないけどそういう目で見られるのが嫌だ。みっともない。こんなはずじゃなかったのに。どうせ死ぬどうせ死ぬ。死んだらなんにもできないけど、死んだから全部解決する。仕事のことで悩まなくていい、将来のことで悩まなくていい。そう思うだけで心が軽くなる。どうせ死ぬどうせ死ぬ。あーあ、惨め。役に立たないって思われてるんだろうな、仕事してないのに何してるんだろうと思われてるんだろうな。惨め。こんな思いをするのに辞められないんだもん、より一層惨め。

仕事しながら転職活動しているのが大変で、全然うまくいかない時、先に仕事辞めちゃおうかなと思うときもあった。けど、できなかった。退路を断つとか、手放せば手に入るとか、できなかった。それができると言えるのは、できた人だけで、できなかった人も大勢いるはず。自分にはできなかった。怖かったんだもん、嫌で仕方のない仕事も、辞めてしまえば生活できなくなるから、次の仕事が決まらなかったらどうしようって怖かった。今でも分からない。結局仕事を辞められないままで、もうどうにもならない状態になっている。諦めたり受け入れたら楽になれると思っていたのに全然楽にならない。楽になんかならないのかもしれない。ずっとこのままなのかもしれない。耐えられる気がしない。耐えられなくなったらどうなるんだろう。耐えれれなくなった時に分かるんだろう。いつかな。怖いな。フルタイムで働かなくても生活できればいいんだけど。一人暮らしは無理だろうな。

読み返してみたけど、ちょっといじけがすぎるよね。小学生の頃、テストは全部解けたら必ず見直しをしましょうって言われていたけど、同じ問題読んだり、解いたりがいやで見直しが好きじゃなかった。それでもやっていたんだけど、自分の文章読み返すのは好きなんだよね。作文読み返して、誤字脱字直したり、文章調整したりは好きだったな。でさ、今回読み返したら、すんごいいじけてると思った。でも、書いたらすっきりしたかも。蟻になっても悩みそうな気がする。えー、ヤダ。休みたい。3年休んでも、将来のこと心配しなくていいなら死ななくても悩みは解消するわ。あーあ、休みたい。猫になって自由気ままに旅に出たいよね。三つ子の魂百までとはよく言ったもんだ。猫にならなくてもいいから旅には出たい。休みたい。