2023.10.11

百鬼夜行シリーズの電子版が、ポイント半額戻ってくるキャンペーンをやっている。重いし読みずらいし、電子で買おうかなとはずっと思っているんだけど、買った人の評価が、内容じゃなくて、文庫では全巻持っているけど重いし読みずらいので買ったなので笑った。全部を買わなくても、絡新夫の理から買うと、11288円。5000ポイントは戻ってくるならいいかな。でも、1冊当たり約2257円て高くない?計算間違えかもと思ってまた計算したけど、合ってる。分冊の電子化だから、1冊辺りがだいたい700円。この時点で高い。図書館で借りた魍魎は文庫で1000円超えてなかったんだよね、800円台だった記憶。今薄くても1000円近い文庫が多いから、値段見たとき、安いと思ってしまった。文庫出版が1999年。ポイントも戻ってくるし、買おうかな。

荻上さんのラジオで「ハマスの大規模攻撃に、イスラエル空爆で応酬」という特集を途中まで聞く。映画を見ては、背景が分からないから勉強しようと思いつつ、本を読んだり読まなかったり、で、しばらく経って、また映画を見て、背景が、と同じことを繰り返してここまで来てしまった。放送大学の世界文学への招待の以前の教科書で、岡真理さんの担当授業がこの背景を取り扱っていたので、読み返そう。精神的にきついニュースが続く。すっかりテレビは見なくなったので、ニュースはラジオ。新聞を取りたい気持ちはあるんだけど、処分するのがめんどくさから取らない。図書館に通って読みたい。あの、図書館の新聞読む台、読みやすくていいよね。キンドルで読めたらいいのに。次買うときは新聞読めたり、図書館の電子書籍借りられるのにしようかなと思うんだけど、iPadって高いんだよ。白黒で読むだけなのに安くても4万越え。動画も見ないし、カラーである必要もないから、安くしてほしい。

ユニクロで買った部屋着用のカーデ、暖かくて軽くていい。寒くなってきたときに温かい格好するのが好きなので、買ってよかった。最近掛布団も新調して、今時期一枚で掛けて丁度いいのがほしかったので、買ってよかったんだけど、もう一つ温かさランクが上のにしてもよかったかも。真冬はもう一枚掛けるけど、それでもちょっと物足りないかも。まあ、それでも寒かったらその時考えよう。今は丁度いい。あとは、レッグウォーマーがほしい。去年岡本の靴下買ったらとても暖かかったから、それのを買う。去年靴下買った店舗に、先週行ったからあったら買おうと思ったのに、岡本のコーナー自体がなかった。あと、そろそろ秋冬用のシーツを新しくしようと思ったけど、来年越すなら今年の秋冬使って処分して、引っ越してから買った方がいいな。引っ越しのことも考えていかないと。買うを選択肢に入れた方がいいのかも考えているんだけど、考えたくない。だってローン組んだらそこまで働くことが決定してしまう。賃貸でも生きている限り家賃払わないとだから同じなんだけど。

「岸部露伴ルーブルへ行く」を見始めた。ルーブル行った。よく行ったよね。あの頃の自分すごいと思ってしまった。スリを目撃したり、エッフェル塔近くで女の子の数人に囲まれそうになったり(走って逃げた、観光客狙いのスリらしい)、ちょっと怖い思いもしたけど、楽しかった。今の自分ならいけないかもと思ったけど、今の自分がいかなければもう行けないので、行くしかない。

去年の直木賞「しろがねの葉」と今年の「木挽町のあだ討ち」が同時に図書館に届いた。百鬼夜行の合間で何とか読んで、比べなくてもいいけど、個人的には「しろがねの葉」の方が好き。木挽町は、今気分じゃない義理人情の話なんだよね。途中でそういうことかと分かる。優しい物語だと思う。でも、今義理人情の気分じゃないんだよ。仁義なき戦いなんだよ。「女人入眼」がよかったので残念。見めがよくて誰にでも好かれる、助けてもらえる主人公設定が嫌だった。しろがねは、厳しい社会で生きていかないといけない主人公が、何とか必死に生きていく姿が、辛かったけど、こうしかできないなかで選べるものを選んで生きるって大変だなと思った。よく頑張ったよ。褒めてあげたい。銀に対する人間の欲を突く文章もよかった。

ノーベル経済学賞を受賞した、クラウディア・ゴールディン氏の本読もう。受賞の記者会見で日本の労働市場に言及したという記事を読んだ。これ、日本の新聞とかが取材したとかではないんだよね。すごい一大事なことに思える。日本では働く女性が増えているが、パートが多いことから、「働く女性が増えることは良いことだと思う。だが、彼女たちは本当はどこにも進んでいないと言える」と。どこにも進んでいないだって。パートじゃないからここにも入れないけど、どこにも進んでいないには納得。足踏みしているだけだもん。出生率の回復も、上の世代を説得しないといけないから、短期的には難しいと。取り下げたけど、埼玉の条例見ても分かるように、日本で子育てはハードルが高い。しかも、さらに法人税を下げようとしている。減税をすると買い控えが起こると言っているような総理ではだめだ。廣野さんの「シンデレラはどこへ行ったのか—少女小説と『ジェイン・エア』」を読み始めた。「シンデレラ・コンプレックス」とは、1981年にコレット・ダウンリングが発表した本のタイトル。どれだけ社会の構造が整っても、女性自身のなかに「自立をはばむ内的原因があるのではないか」、その原因を「シンデレラ・コンプレックス」と名付けた。シンデレラ・コンプレックスとは、「外から来る何かが、自分の人生を変え、守ってくれるだろうという、女性自身のなかに潜在する無意識の依存願望」のこと。もうひとつ、「ジェイン・エア・シンドローム」を廣野さんは提唱する。恵まれない境遇でも、自身の才能と努力によって道を切り拓き、自己実現をしながら、対等なパートナーと出会い、結婚後も仕事を続ける、という物語に影響を受けた考え方。面白そうでしょ。