2024.1.18

スタチャンで見始めた「NOLLY ソープオペラの女王」がすんごい面白い。主人公はノリーの愛称で知られる、ノエル・ゴードン。世界で初めてカラーテレビに映った女優。彼女は18年に渡ってソープオペラ(連続テレビドラマ)「クロスローズ」の主演だが、突然降板を言い渡される。理由を聞いてもはっきり答えてもらえず、ノリーはマスコミの前で首にされたとぶちまける。視聴者からは抗議の電話や手紙が殺到するが、首を決めたジョンも反撃、メグ(ノリーの役名)はこんな風に死ぬだろうとテレビの前で話す。降板は受け入れても、メグを死なせることは認めないノリーだが、ジョンに全く取り合ってもらえない。脚本家に聞いて回っても教えてもらえない中、それまでずっとスタジオにあった撮影セットが解体されて運び出されたと聞く。娘役の女優からはメグの葬式シーンを撮影したと聞く。彼女は何も知らずに呼び出され、当然ノリーに話は言っていない。ようやく手にした台本で、メグがペンション経営に疲れて船旅に出ると書き残して出たが、その直後にペンションが火事に。書置きも燃えてしまいメグの生死が分からなくなったという設定らしい。最後は客船から、見送る娘にノリーが手を振っているシーンで終わる。全5話みたいで、まだ3話しか配信されていないけど、3話の最初まで一気に見てしまった。ノリーが厳しいところもあるけど、役者やスタッフからも尊敬されている。でも、意地悪な面もある。1話でその日から出演する女優がスタジオに来る。当時はドラマも生放送のため、スタッフから「延ばして」と時間調整の合図が入ることがある。その時はセリフをゆっくり言ったり、長めに間を取ったりして役者たちが調整する。この日は電話が鳴ることになっていたが、新人は、台本にないと慌てる。ノリーが、自分が出るから大丈夫だという。本番直前緊張する新人にノリーが励ましの言葉をかけると、新人がそれは間違っていると指摘する。そのまま撮影に入り、スタッフから「延ばして」の合図。そして電話が鳴る。言っていた通りノリーが電話に出るが、ノリーはその受話器を新人に向かって「あなたに」と渡す。こわ。でも、この優しいだけの人じゃない描き方がいい。スタジオでは気丈に振る舞っているけど、旧友ラリーの前では、自分は終わった人間だ、この先どうしていいか分からないとこぼす。ドラマにも出演しているトニーを向かいのアパートに住まわせて、不安になったら電話で呼び出す。ジョンから降板を告げられた時の電話に出るときも、トニーを部屋に読んで、もう1台の電話で話を聞かせていた。トニーは呼ばれたら素直に出てくるし、常にノリーを励ますんだけど、降板を告げられた時の電話の際には、自分はどうなるのか聞くようノリーにジェスチャーしたりという自分のこと優先なところがおもしろい。それでも、メグのラストシーンが客船で一人なのはあまりにもひどいと、リハーサルを投げ出して船で駆け付けるような優しさもある。メグの最終回の放送日、落ち着かないノリーはトニーを呼び出して街に出る。車ではなくバスに乗ったノリーに、乗客は当然気がつき、声をかけてくる。その中でどうして降板になったのか、新聞を読んだけど分からないと聞いてくる女性がいて、ノリーは誰が首にしたか教えてあげる、男だと返すと、周りの女性たちが拍手して歓声を上げる。乗客の中にお前なんか知らん、女が出るドラマ何て女子供が見るくだらないものだと言ってくる高齢の男性がいて、その男性にむかって男だと言うんだよね。もう、これだけで女たちは分かるわけ。

ようやく木曜日。明日行けば休み。来週は有休取ったから週4。それでも長い。年始に親にエンディングノート書くように言ったけど、自分も書かないとだよなあと思って、アマゾンのカートにおひとり様用のエンディングノートを入れていたので買おうかなと確認したら、入ってなかった。あれ?年末に見つけた「高齢者が後悔していることリスト」を見ると、1位は好きなことをすればよかった。好きなことってなんだろう。トップ10に仕事に関しては入っていなくて、男性の意見では、仕事を第1にしなければよかった、違う仕事に就けばよかったがある。女性でも仕事を頑張らなければよかったがあり、専門的な職業に就けばよかったがある。自分がしようかなと思っている、勉強が3位、旅行が6位。もちろんこの2つはしたいんだけど、それよりも毎日を休みの日のように過ごせたら一番いい。飽きるのかもしれないけど、だったら飽きるまでやらせてみろよ。飽きても続けられる自信はある。ただ、10位が老後のために貯金しておけばよかったなのが気になる。したい生活もお金がないとできない。何するのでも、ここがないとできない。

「鏡の背面」は、昨日も書いた通りスピリチュアル方面に行って少し冷めたんだけど、年末に見た宗教2世の番組を思い出して、考え直した。宗教にのめりこんだ母親は、夫の不在、うまくいかない子育てに悩み、こうすれば幸せになれますよという宗教の教えに傾倒していく。沙羅の母親がまさにそうだ。沙羅は宗教2世としての苦しみも抱えていたんだ。

スマホ時代の哲学」にパスカル出てきた。前に「パンセ」読もうとしてできなかったんだよね。入門編の本が紹介されている。読んでみようか、どうしようか。読みたい本が多すぎる。

ええ明日も仕事なの?平日が長すぎる。苦痛。明日の新作レンタルを楽しみにやり過ごす。週末は親と食事に行く。コロナ流行ってるからどうしようかと思ったんだけど、行きたいというし。最近は町内会の新年会とかででかけているらしい。行ってほしくはないんだけど、そういう場が好きだから止めるのもなあ。町内会も高齢化しているから、昔なら2時間とかだったのが、最近だと1時間位でみんな帰りたくなって結構早めに解散しているらしい。コロナ禍ならいいことだよね。レンタルしたコートも着たいから週末は楽しみ。明日も休みならいいのに。休みたい。