2024.1.29

3連休あっという間だった。もっとほしい。

金曜日、開店と同時にDVDレンタルに行く。「after sun」ある。やっと見られる。3連休なので2泊3日をいつもは2枚だけど、もっと借りてもいいなと思うときに限って、借りたいのがない。7泊8日のを4枚借りる。そのまま街に出て、洋服を見る。あーー春物可愛い。スピックでブラウスを買う。高いけど、すごい可愛かった。試着の時は鏡を見ないようにして着て、着終わってから見る。その瞬間に少しでも似合わないとか、何かが違うとか、違和感があれば、買わない。ようにしているんだけど、現実にはそうはいかなくて、まあ買うこともあるんだけど、このブラウスは、見た瞬間に、ばしっと来た。店員さんも感じがよくて、なんとなく印象に残っていたのか、店出てしばらくぷらぷらしていたら、向こうから見たことある人が歩いてきて、でも誰だかわからなくて、すれ違ってから、あ、さっきの店員さんだと思い出した。もう少し見ようかなと思ったけど、もしかしたら13時頃に電話が入るかもしれなくて、引継ぎもしたから大丈夫だと思うんだけど、万が一来たら外で出るのも面倒なので、お昼ご飯を買って帰る。結局電話は来ず。来ない方がいいからよかった。本読んでたんだけど、眠くなってきて、15時から16時くらいまで寝てしまった。「極楽征夷大将軍」を読んでいる。鎌倉幕府の末期、執権の北条がやりたい放題で後醍醐天皇(この時は天皇じゃなかったかも)が倒幕に挙兵して、が2回失敗、3回目に足利が倒幕じゃなくて、北条を倒すという名目で天皇側に着く。鎌倉幕府は元々源氏の血筋が将軍になっていたのに、3代目で途絶えてしまって、その後は北条が幕府を我が物顔で動かしているけど、血筋で言えば足利の方が源氏なので、倒幕とせず、北条を追い出して、将軍の座に足利がつく目算でいたんだけど、朝廷の権謀術数の産湯に浸かって育った天皇の方が一枚上手だった。この権謀術数の産湯につかりの表現が面白過ぎて、笑った。気に入ったけど、使うところないのが残念。

「after sun」見る。ネタバレあり。11歳のソフィと、30歳の父親カラムは、夏のバカンスを過ごすため、トルコへ。カラムが休暇中に回していたビデオテープを、大人になったソフィが見ている。その内容は楽しそうに笑う2人の姿。でも、カラムがソフィの兄に間違われるくらい若いこと、仕事があまりうまくいっていなさそうなこと、ソフィに子どもの頃何になりたかったか聞かれて答えないこと、バカンス中に誕生日を迎え、バースデーソングで祝われた後、部屋で一人泣くこと、そして、ベランダの柵の上に立つカットや、暗い海に走っていくカラスの姿に胸がざわつく。え、もしかしてと思うんだけど、最後空港でソフィを見送るシーンでテープは終わり。それを見ている大人になったソフィが映る。そしてカメラがぐるっと回って、空港でテープを回す30歳のカラムが映る。ああ、そうだったんだって、ここで、現在のソフィから現在のカラムが映ったら、何にもなかったんだねとなるけど、画面に映るのは30歳のカラム。彼の時間はここで終わったのかもしれない。カラムをソフィの兄と間違えたのは、ホテルの工事現場で働く若い男性2人。彼らはリゾートに来ている同じ年くらいの女性たちとお酒を飲んだり、プールに飛び込んだり、キスしたりして遊ぶ。ソフィはついて行けなくてぼんやりその場にいる。カラムは、彼らと同じ年くらいの時すでに父親で、こんな風に遊べなかったのかもしれない。印象的だったのが、海の水が透明できれいで、2人は一緒に入って遊ぶんだけど、バカンスの終盤、クレイパックみたいな、泥の温泉に入って、その泥をお互いの体に塗るってシーンがあって、きれいな海の水と、重くどろっとした泥と対比して見てしまった。カラムはさ、最後のバカンスになると思っていたのかな、それともまたソフィと会えると思っていたのかな。

最近のレンタルはあまり好みのものが入ってこない。といいつつ、セーターを借りる。今1枚借りてるんだけど、厚手なので色は気に入っているんだけど、延長しようか迷っていたら、同じピンクで少し薄手のタイプがあったので、借りた。同じ形でグレーもあって、こっちもいいなと思ったら、すでにレンタル済み。コツをつかんだ人が1人はいるな。ちなみに月3枚の上限をオーバーしているので、追加でチケットを購入。レンタルなら安く済むと思っていたけど、そうでもなくなってきている。

土曜日、午前中家事をして、明日出かけるから、DVDの返却と図書館への本の受け取りを明日にまとめてやろうと思っていたんだけど、暖かそうなので散歩して2つの用事をすます。歩くの久しぶりかも。寒かったからね。「女優エヴリンの七人の夫」と「女の世界 大正という時代」を借りる。「狂うひと」にかかりっきりだったので、「アンダイング」は1ページも読めず。帰ってから、「極楽征夷大将軍」の続きを読む。これも2週間で返さないといけないので最優先で読む。次が「女優エヴリン」。「女の世界」は次の予約がないから、後回し。小説読んでないから読まないととは書いたけど、ちょっと一気に届きすぎ。「極楽」は500ページ越え、「エヴリン」は700パージ越え。期限がなければ嬉しい厚さなんだけど、期限ありかつ2冊なので、焦っている。でも、2冊とも面白いから読めそう。

「プー あくまのくまさん」を見る。うーん、あまり好きじゃない。感想にはネタバレあり。100エーカーの森で、プーさんたちと出会ったクリストファー。しかし、大学進学を機に森へは来れなくなり、それで食べる物を失ったプーたちは、仲間を食べて生き残る。このことを恨んでいたプーたちは、5年後に森を訪れたクリストファーのフィアンセを殺し、クリストファーを監禁する。その後も森を訪れた人間たちを殺していく。これ、完全にプーたちの逆恨みだと思うんだけど。ホラーって、見たくないもの、目を背けていたものをメタファーとして出して、それと主人公たちがどう向き合っていくかが見どころだと思うんだけど、これは全然そこが分からなかった。クリストファーがプーたちを見捨てたことが悪いの?動物なんだから自分たちで餌取れよ。あと、次々に殺されていく女性たちもなんで殺されるのか分からなかった。プーの作者は、これを見て悲しまないかな、怒らないかなと思った。そういえば、「セクシー田中さん」の原作者が、ドラマ化に対して約束が守られなかったと書いていた。脚本家はラスト2話は自分が書いていないとつぶやいていた。これは、間に立って調整すべき人が、全然仕事していなかったということでは?と思った。テレビ局のプロデューサーと、出版社の編集部が悪いんじゃないの?このつぶやきに反応して、多くの原作者がつぶやいていたけど、原作と原作者って全然守られないんだね。

「極楽征夷大将軍」、足利尊氏が家のことも周りのこともなんにも考えないんだけど、勘が鋭いから戦には勝つ。御家人たちに休むように言ったり、労ったりするから、評判がよく、御家人たちの士気が上がる。でも、実務も会議なんかもからきしで、弟の高国と家宰の高師直が仕切っている。尊氏は優しいから、家のトップとしては厳しい決断をしなくてはいけないときに、逃げる。それをするのは高国と師直で、2人は、担ぐ神輿は軽く、薄い方がいいとか、ひどいこと言う。尊氏みたいなキャラって、周りは苦労するけど、結局いい方向に集団を引っ張っていけるリーダーとして書かれがちで、今作もその面はあるんだけど、お前、いい加減にしろよと突っ込みたくなったり、逆に滑稽で面白かったりと、尊氏の情けなさ描写に容赦がない。高国と師直に同情はするけど、神輿は軽い方がいい発言にあるように、一方的に心酔はしていなくて、でも、高国はお兄ちゃんのこと好きなのもいい。その塩梅がいい。尊氏が鷹野ぽいんだよね、本人はそこまで考えて話しているわけじゃないのに、周りが勝手に深読みして、感心して、心酔していく感じが、鷹野なんだよ。

日曜日、家事をやってから、支度して出かける。2着目のコートとヴァネッサのバックの返却期限が来週なので、この2つでおでかけ。バッグはもう延長回数上限のため、延長できず。使いやすかったから残念。買取は3万ちょっと。うーん、買えない。コートはどうしようか悩み中。でも、試着の時ぱっと見て、少しでも違和感あったら買わないって書いたけど、このコートは、襟の大きさがちょっと気になる。なので、買わない。でも、それ以外の形と色がいい。ライトグレーのコートにライトグレーのデニムという配色が気に入って、このコートを着るときはこの組み合わせばっかり。今週金曜日の新作見て決めようかな。

実は木曜の夜に大阪行きを予約した。後ろめたさはあるけど、行く。それで、ガイドブックとかを見られるブックカフェに行こうと思って、出かける。その前にユナイテッドアローズに寄る。春物可愛い。通りがかったアニエスで、巾着みたいなバッグに惹かれる。色はライトグレー。カフェは空いていて、ほとんどが一人客。助かる。ガイドブックや喫茶店の本をぱらぱら見る。2泊3日だし、展覧会が目的だから、カフェも本屋もそんなに行けない。そう考えるとホテルの近くの店をチェックして、すぐ終わった。あとは、「エヴリン」を読む。持ってこようか悩んだけど、持ってきてよかった。読みやすいので、すらすら行けそう。寄贈の印がある。ありがたい。近くの映画館に「哀れなるものたち」のパンフレットを買いに行く。「after sun」も買っておけばよかった。この作品見たら読もうと決めていたユリイカ、とりあえず本棚から出したけど、しばらくは読めなさそう。なんと、「女の世界」に予約が入って延長できなくなってしまった。頑張って読む。

大河、今週も面白かった。終わった後にツイッターで感想巡りする習慣が戻ってきてしまった。本、読まなきゃなのに。絶対大河ドラマ館も行くぞ。後ろめたさも罪悪感も、一緒に行こう。留守番してくれるならそれがいいけど、多分しないでしょ、なら一緒に行こう。

「シャドウプレイ」見た。面白いし、映像も好みで、この監督はじめてかなと調べたら、「二重生活」見てる。これは、あんまり好みじゃなかった記憶が。「ブラインドマッサージ」見てないんだよ。少し前にツイッターで、韓国映画やドラマは必ず最後は巨悪が倒されるけど、日本は逃げのびるとあって、この作品見てそのつぶやき思い出した。ネタバレ書くと、この作品でも悪は倒される。ただ、ヌオを逮捕するのは、意外だった。ヤン刑事が主人公だから、お父さんのためにも決着をつける必要があったのかなと思った。ヌオ見たことあるなと調べたら「ソウルメイト」だ。これ途中までしか見てないんだけど、覚えてるもんだね。演じた、マー・スーチュン、1988年生まれだから、ヌオ演じたとき31。10代後半から20代前半だと思っていた。ジャンとタンは「バッド・キッズ」のお二人だよね。

3連休だと、本も読めるし、映画も見れる。本はもっと読めたかな。「極楽」は300は越えたかったけど、290くらいで力尽きてしまった。あと10ページ読む気力がなく、明日仕事嫌だなあと思いながら眠りにつく。朝起きて、ヤダヤダと布団殴ったけど、全然すっきりしない。中国で、公務員に給与が払われていないとの記事を読んで、ギリシャもそうじゃなかったけと思い出す。UNRWAハマスがいるという疑惑があるからと、各国が拠出金を停止しているとの新聞記事。UNRWAパレスチナへ食料を支援していたので、拠出金停止により来月の食糧支援も危ういとのこと。週末ようやく岡真理さんの講演会を途中までだけど見た。岡さんの新刊も予約開始になっていたので予約した。買えなくてごめんなさいだけど、勉強しないと。