2024.2.19

今回のレンタル、今までで一番好みのものがなかった。迷うことなくサイトを閉じる。冬のコートはもう出てこないかな。聞き逃しで「大人なラジオ女子会」を聞く。ゲストは稲垣えみこさん。実は僻みからこの人を避けていた。だって50歳で朝日新聞退社して、その後アエラで連載持ってたんだよ。そりゃ僻むでしょう。東日本大震災を機に、家電を持たない生活をはじめて、今持っているのは電気、ラジオ、パソコン、スマホ。なければないで工夫して何とかなると。もうあんまり覚えていなんだけど、聞いてよかった。稲垣さんのような生活は目指さないけど、考え方とか参考になった。本借りてみようかな。

土曜日、「レベッカ」読み終わり。恩田さんの解説がよかった。訳者あとがきによると、原作の「鳥」は映画より怖いらしいので読まないようにしようと決めた。岡真理さんが登壇された「人文学の死 ガザのジェノサイドと近代500年のヨーロッパの植民地支配」を配信で見る。岡さんはイスラエルの攻撃は植民地支配だというようなことを言っていて、「現代思想」の2月号で特集を組んでいると。早速借りようと図書館で予約。4番目。借りるころにはジェノサイドが終わっていますように。この予約で枠を空けるのに1冊キャンセルしたのが叶井さんの「エンドロール」という本。順番が15番だったから、諦めた。そしたら、夜に叶井さんの訃報が。

日本の戦争時の植民地支配も、ウィシュマ・サンダマリさんの死も、全てつながっている。ガザの状況を見て、自身の専攻分野から想起して批判できないのなら、それは人文学の死だと、岡さんは「人文学の死」という「挑発的な」タイトルを付けた理由を説明した。見ていると途中でくるくるが出て映像が止まってしまったので、一旦ここまで。お昼食べて、散歩がてら図書館に本を借りに行く。「何もしない」。帰りにお気に入りのジャスミンティーを買って帰る。

帰ってきて、ハナノアを試す。鼻ってこんなに空気が吸えるのかと思うくらいに、鼻が通る。確かに痛くはないんだけど、痛くなるぎりぎりまでの鼻の穴に水が入ってくる恐怖はある。子どもの頃顔を水につけるのが怖かったあの感じがよみがえる。これが怖くて前から買おうと思って先延ばしにしていたんだけど、コロナ予防になると聞いたころがあるので、挑戦することにした。

「何もしない」、結局特権階級にいないとできないのでは。著者は一時的なリトリートで英気を養い、仕事の生産性をあげるようなものではないと言いながら、例に出した自身の父親の話は、技術職だった父が我慢できず退職し、2年何もしない期間を経て、元の会社の良さに気がつき復帰、そこで長く務め出世もし、何もしない期間に得たアイデアを元に12の特許を申請したと。これ完全に仕事のための休みに見えるんだけど。しかも辞めるとき元の会社に戻れるとの目論見もあったらしい。そりゃ辞めれるわ。結局やめても仕事に戻れる人や、お金に困らない人じゃないと何もしないは出来ない。読む気がなくなり、捗らない。この日30ページくらいしか読めなかった。

ドラマは「Mr&Mrs スミス」を見始める。これ、フィービーが降板したやつ。楽しみにしてたんだけど、マヤ・アースキンもとてもいい。「ワインカントリー」に出てたのか、そう言われれば出ていたような覚えてないような。観桜にはネタバレあり。スパイとして活動するため、ジョンとジェーンとして偽装結婚した2人。最初はセックスはなし、ある程度稼いだら別れようと協定を結んでいたのに、任務失敗に動揺し、あっさり協定破って寝てしまう。2人とも仕事に慣れてないし、計画てたないし、報連相もできてないから、行き当たりばったりで、そのドタバタぶりが面白い。もう一組のスミス夫妻は絶対分かってて近づいてきたよね。偽装のはずがお互いいい感じになってきて、でも今5話目で亀裂が入りそう。でも、最初からどちらかが、両方とも、いい感じすら装っている可能性もあるのかも。隣人がポール・ダノ。絶対絡んできそう。

「何もしない」が進まないので、日記を読む。小学生の娘2人が、親子のグループラインを全然読んでくれなくて、学校の友達のはどうしているのかと聞いたら、長女はまとめて読んでスタンプを送る、次女は全く読まないらしい。若い子はラインとかSNSとかの付き合い方が大変そうなイメージだけど、この2人の付き合い方いいね。

日曜日、この日も読書が進まない。ドラマは進む。面白い。昨日の続きの動画を見ようと思ったのに、別の動画を見てしまう。途中で気がついて、昨日の動画に切り替える。岡さんに続いて、藤原辰史さんというドイツ現代史からの話。先日の荻上さんのラジオとは別の人だけど、歴史化論争の話が出る。1回じゃ忘れちゃうけど、繰り返し勉強することで分かってくるのかもしれない。

この日も昼食べて散歩。偉い。しかし、50歳でスキルもなく雑用しかできない派遣社員はどこも雇ってくれないから30代は早く正社員になった方がいいというつぶやきを見てしまい、だよね、自分どうしようと思いながら歩く。どうしようどうしよう。何もしない特権階級になりたかった。2章ではコミューンの話になる。人新世の資本論でもそうだった気がする。紹介されているのは失敗した話ばかりなんだけど、そこからヒントを得ての話は、なぜ人は燃え尽きてしまうのかにつながる気もする。「何もしない」の中で話されるセルフケアは、以前竹田ダニエルさんが紹介していた、社会運動に接続する文脈で語られる。コミューンを作っても政治からは逃げられない。

動画は休みのうちに見たかったど、最後まで見られなかった。平日だと仕事から帰ってきたら疲れて気力がない。3連休は旅行なので、何とか土日で見たかった。

大河、またききょうが出ている。わーい。今まで再放送見ていなかったけど、ききょうの「私はそうは思いません」が見たくて見た。今回も知らん姫の中で1人堂々としてていい。枕草子読もうかな。倫子様、道長に惚れてしまったの?まひろが身分の話を立ち聞きしてしまって辛いが、ききょう既婚なの?あんな嬉しそうに斉信見つめちゃっていいの?しかし、道長が弟を連れてくると聞いて、道綱かと思ったら、秀直かいと突っ込んでしまった。調べたら道綱は兄だった。まあ、傷を見せて盗賊が秀直と知られてしまう演出だから、道綱じゃダメなんだけどね。寧子が怖い夢を見たと怯える兼家に、大丈夫大丈夫道綱のことお願いしますねと突然ぶっこんで来るのなんなの、おもしろいんだけど。こんだけ図々しかったら、蜻蛉日記は身分の高い男性に愛される私自慢で間違えないと思わされるね。

月曜日、早速ミス発覚。ずーっと引きずっていた。自信がないから役に立っていないからちょっとのミスでもずーんと落ち込む。そのことの証明みたいでしょ。