2024.2.26

旅行楽しかった。いつもはリュックで行くんだけど、コートに合わないかもしれないとロンシャンで行くことに。でも、朝少し余裕があったから何気なくコートでリュックを背負ってみたら合わなくない。やっぱりリュックにしようか迷って、でも、荷物の入れ替えで忘れ物とかあったら嫌なのでロンシャンで行く。LCCなので手荷物の重さ制限があり、7.20でオーバーなのでひっかかるが、次から気をつけて下さいで通してくれた。よかった。大阪は雪がないので、スニーカーを持った分が引っかかったのかも。  

ついてまずホテル近くの「平岡珈琲」に行く。着いたときに1組入るところで、それで満席になってしまう。でも、10分位ですぐに入れたんだけど、お店の人に「お待たせしてごめんなさい、2回も来てくれてすみません」と言われ、2回?誰かと勘違いしている?と思ったけど、とっさに反応できず、いえいえみたいに言って席に着く。正直コーヒーは薄いし、ドーナツは普通だった。店内が狭くて、近くの席の女性二人の話がほぼ聞こえてきた。多分2人とも20代で、一人が医療事務、一人が経理で、医療事務の人が経理の人に、資格より経験、経理の経験あればやっていけると励ましていた。待っている人もいるし、あまり好みの店内でもなかったので、さっさと出る。「決定版!女性画家たちの大阪」を見に行く。外まで行列で聞いてみたら、同じ会場で開催しているモネ展の入場の列とのこと。女性画家は並ばずにすぐ入れた。モネは明日行こうと思っていたけど、明日も混んでいそう。

音声ガイドは木南さん。大阪出身なんだって。約百年前、東京、京都と比べ、大阪では女性画家が多く活躍していた。その中心にいたのが島成園。若干20で文展に入選すると、多くの女性たちが触発され、文展に出品。その彼女たちの元に多くの若い女性たちが門下生として集まる。木谷千草は親がいない2人の門下生を住まわせてやっていたそう。島成園を中心に女4人展を開催したところ、男性たちから大いにクレームがついたそう。島はその後親の決めた相手と結婚。家事で思うように絵を描く時間が取れず、スランプに陥っていく。当時の多くの女性画家たちが結婚出産、家事育児に追われ絵を描かなくなり、また結婚で苗字が変わったことで作品を特定するのが困難になっているという。島や木谷は人物画を主に描いたが、大阪では他に中国の南画に影響を受けた文人画も盛んで、こちらは画壇に比べて女性が中心にいて活躍していた。

後半で名前は忘れてしまったけど、親子で絵が展示されていた母親の方が、若い画家の教育で、文学とかの素養をつけるのが難しいみたいに言っていたのが印象的。島たちの女4人展では、井原西鶴好色五人女の各場面を描いているし、教養ってこういうことかなと思った。島の絵は圧巻だったな。

ホテルへ戻る途中で、せんビルへ寄る。18時前で飲食店は数件しか空いてないし、小売りの店とかは全部閉まっている。駅近くにせんビルがあるのはついてから知ったので、全然予定に入れていなかった。空いているお店があるビルをうろうろしたかったけど、疲れていたのでホテルへ戻る。他に食べに行く元気もないので夕食はコンビニで買った。早めに寝たんだけど、全然寝つけない。時々あるんだよね、旅行先で寝付けない時。聞き逃しでラジオ聞いて寝れないなあと思っていたら、突然、レンタルの新着あったんだと思い出し、今更見ても目ぼしいものは借りられていると分かっているのに、確認せずにはいられなかった。でも、今回も前回同様心惹かれるものがなく、よかった。

土曜日、モーニングに行くのに早起き。「パンとエスプレッソと堺筋倶楽部」という昔の銀行を使っているお店へ。8時ちょっと過ぎについて、テーブル席はカウンター、好きな方へと案内された。カウンターはテーブル席から離れていて落ち着いて過ごせそうだけど、苦手な背が高い椅子。テーブル席は4人掛け1席と3人掛けの円卓が1席空いていて、実は駅から店までの道で1組、店の前で写真撮っている1組を抜かして店内に入ったので、後ろの2人組の女性が2組いる。さすがにテーブル席は選べず、カウンターに。店員さんにお礼を言われる。なら、カウンターに案内してくれていいのに。お水出してもらったときに、料理の提供に時間がかかりますと言われる。ふとテーブル席を見渡すと、食べている人が1人もいない。これからテーブル席の出てからなら結構かかりそうだなと思い、店内のパンはテイクアウトできるみたいなので、テイクアウトして出る。椅子は座り心地悪し、10時のモネ展に間に合うように行きたかったし、店内入れただけで満足したので、いいや。秋田や小樽でも昔の銀行に入ったけど、同じ形をしている。

ホテルでパン食べて、モネ展へ。10時ちょっと前だけど、もう外まで行列。でも、止まることなく進むので10分位で入れる。後ろに並んでいた女性2人の話がほぼ聞こえて、1人が病気になって上司にそれでも働きたいと勤務調整を頼んだけど断られ、元々折り合いの悪かったらしい上司の悪口言っていた。その人は辞めようか悩んでいて、もう一人の女性が貯金もあるんだから辞めたらと言ったら、貯金なんてないと返し、もう一人がでも私よりはあるでしょうと言うと、そうかもしれないけど辞めるのは不安だと言っていた。病気になった女性がもうすぐ定年と言っていて、定年を60とすると50代後半かな。なんか、私まで暗くなってしまった。

モネのガイドは芳根京子さん。私はよくバッグのチャックを閉め忘れるんだけど、音声ガイド借りるとき、スタッフに、お客様バッグお気を付け下さいと言われた。この時も財布出すのにチャック全開で、しかも片方のハンドルしか腕にかけていなかったの、バッグの口も全開だった。危ない。すぐには入れたけど、やっぱり混んでいる。絵の前に3重くらいの人。音声ガイドのついている絵を中心に、1時間半くらいで出てきた。モネも女性画家も、後半に写真撮影OKの絵があり、私も撮ってきた。SNSに投稿したくなるもんね。してないけど、いい宣伝にはなるかも。

美術館近くの「Calo Bookshop&Café」でお昼。オープンまで20分位あったので周りをうろうろ。ホテルの周辺うろうろするの好きだけど、今回のホテルはビジネス街なので散策のし甲斐がなかったので、ここは楽しくてよかった。本屋に6席だけあって、オープンと同時に入ったら1番乗りだったんだけど、すぐに2組来て、1人帰ったと思ったらまた2組来て、カレーが売りのカフェらしくみんなカレーを頼むから、1人でやっている店員さんが大変そうだった。カレーは嫌いじゃないけど、口にずーっとカレーの味が残るのが嫌なのであまり外では食べず、この時もサンドイッチにした。出てくるまでの間本を見る。島成園と北村兼子のZINEがある。この本屋は美術館から近いから行こうと調べていて、その後SNSで見かけて、このZINEを扱っていることを知った。記念に買った。「未来からきたフェミニスト」という北村兼子を取り上げた本を出したところと同じ出版社が出しているみたい。この本は積んでいる。帰ったら読もうかな、でも図書館に2冊届いているんだよね。サンドイッチはめちゃくちゃ美味しかったんだけど、ここもコーヒーが薄い。さて、午後からはみんぱくに行くつもりだったんだけど、美術館の隣で「古代マヤ展」を開催していて、これにも興味を惹かれる。マヤ展は期間限定で、みんぱく常設だからマヤ展にしようかなと思うんだけど、決めきれず、初心貫徹でみんぱくへ。移動に50分位かかる。モノレールへの乗り換えで商業施設の中を通ったんだけど、金山で入った商業施設に似ていると思った。モノレールが混んでいる。何かイベントでもあるのかと思ったんだけど、多分なくて、ただ万博公園へ遊びに行く人で混んでいただけだと思う。でも、公園が広いから混雑はないし、みんぱくはさらに空いている。14時半前に着いて、公園が17時までなので、みんぱくで1時間半、EXPO70パビリオンで1時間と見積もっていたんだけど、甘かった。みんぱくが広いし展示も開設も充実していて、全然見終わらなかった。16時過ぎの時点で、これは見終わらないかもと思い、警備の人に2時半から来て今ここなんですけど、この先結構ありますかと聞いてみたら、最後のゾーンが広いので急いだほうがいいですと言われる。EXPO70パビリオンも見たいし、ここもじっくり見たいしまた来ようと決めて、そしたら今回あまり見ない方がいいと思い、散歩のようにただ歩いて出てきた。最後が日本のゾーンで、その手前が東アジア。この2つが一番見たかったゾーンだった。館内にレストランがあるから、朝から入ってお昼食べて、また見るのがいいかもと思ったけど、再入場は出来るのか聞いてくればいかった。

疲れたのに、乗り換えの商業施設で洋服を見てしまう。馬鹿か。今日もコンビニ弁当で夕食だと思ったけど、途中で梅田に止まり、ここならデパートあるはずと降りてみる。デパ地下、バーゲン会場かと思うぐらいの人出。しかも、お弁当が見つけられなくて、明日の朝食用にパンだけ買って、結局ホテル近くのコンビニでお弁当買って帰る。この日はすぐに眠れたんだけど、12時過ぎに廊下の物音で目が覚めてしまう。でも、またすぐに眠れた。

最終日、昨日買ってきたパンで朝食。旅の最終日は移動だけと割り切って、本当はモーニング行きたかったけど諦める。帰りも見逃してくれそうだけど、念のためスニーカーとデニム、買ったZINEを宅急便で送る。なんばに着いたら、ラピートが売り切れ。行きも売り切れだった。混んでるのか、でも、1時間に2本しかなくて、本数減ってない?一時期よく大阪に来ていて、なんばからの乗り換えも問題なかったのに、今回久々に来たら、行きなんばから御堂筋線への乗り換えが、一旦外出てしまったり、全然できなくて、ちょっとショックだった。念のため早くついていたので、ラピートではない電車で向かう。宅急便で送っているから重量制限はクリアしていると思うけど、コートのポケットに財布、折り畳み傘、キンドルを入れて計量へ。5.20くらいが表示されたと思ったら、置き方が悪かったのか傾いてしまい手で支えたのに、いいですよと言われてしまう。あんまり厳密には見ないのかな。ポケットは大きいに越したことはない。

LCCだと降りるところが離れるから間に合わないかと思ったけど、帰りのバスに間に合う。本数減っているから助かった。13時頃駅について、お弁当の材料を買って帰る。去年東京行ったときはまだ社食を頼めていたけど、お弁当作るようになってから初めての旅行で、疲れているからネットで頼めるお昼にしようかなと思ったんだけど、今回の旅行が楽しかったのでまたどこかに行きたくて、そのためにはお金を貯めておく必要があるので、節約のためにお弁当作ることにした。疲れていたけど頑張ったよ。というわけで、早速青森を予約。フランクロイドライト展見たい。橋本治の神奈川も予約しようと思ったんだけど、安いホテルが空いてなくて、1泊2万とかするの。カプセルホテルなら安く泊まれるけど、中年の体にカプセルホテルはきつい。GWに東京行くんだけど、1泊で用事は済むけどせっかく休みだしと2泊にしていて、ホテルから神奈川の文学館の行き方調べたら、1時間位で行ける。ここで行こうかな。東京ではNHK大河ドラマの展示見られればいくて、後はあんまり調べていないから、このまま調べずに橋本治に行くか。飛行機は比較的安くとれる時期もあるんだけど、安いホテルがない。今回もホテル2泊で3万強で、値段だけでも高いと感じるのに、部屋が狭くてそこまできれいではなかったので、余計高く感じた。まず、ホテルを押さえた方がいい。次大阪いつにしようと東横イン見ていたら、GWもまだ空いている。ん?なんで?

大河、兼家が目を開けたのは道兼が見ている幻かと思ったんだけど、道兼が為時訪ねて兼家とうまくいってないと折檻の後見せたりしたのは、花山天皇に取り入るための兼家の差し金ということ?為時人が良すぎる。政治から距離を置きたいくせに、自ら取り込んでどうする。道長がけん制したのに、直秀が捕まってしまった。直秀は道長の言いたかったことは分かっていたけど、でも、辞める訳にはいかなかったんだね。道長辛い。恋も友情も身分は越えられない。

旅行熱が高まっているところで、ひとりっぷさんがレスポートサックとコラボしたバッグの発売を知る。今回ロンシャンで行って、リュックより使いやすいかもと思ったんだけど、ロンシャンは外ポケットがないのが欠点。リュックはいちいち背中から降ろすのが面倒なんだよね。コラボバッグの斜め掛けのいいかなと思うんだけど、どうだろう。インスタライブやるみたいだから見てみようかな。旅行は楽しいんだけど、体がばきばきだし、疲れは取れないまま月曜日がはじまる。体力つけないと。