2024.3.6

荻上さんのラジオに岸さんが出ていて「大阪の生活史」の話をしている。そういえば、「東京の生活史」の時も出演されていたのを思い出した。本の朗読があって、話し言葉を読むのが得意な方ではないから読むのどうしようかなと思ったけど、読んでみたら問題なかった。それより聞き手と話し手の関係が見えなかったり、話が唐突過ぎて何の話だろうと戸惑ったけど、何人か読んでいくとそういう編集をしているんだと分かり、慣れもあって気にならなくなった。「東京の生活史」は図書館で借りて、年末年始を挟むから2週間より長く借りられたんだけど、全然読めなくてまた借りようと思ってそのまま。東京、大阪、沖縄は重いから電子で買おう。

スーパーのPBのジャスミンティは全然味がしなくてだめで、別のスーパーのは美味しいんだけど、甘い。よく買っているのがベストなんだけど、売り場が縮小されているから、買いだめしておこうかな。

三段落ちの一段目「家を失う人々」は順調に読めているけど、いつか自分もこうなるのかと思うと、気持ちが暗くなる。強制退去になって荷物が運び出されていくのを見ている女性が、ようやく状況を理解して、自分と子どもは今日からホームレスになるのかと悟ったときの表情の描写がきつい。二段目の新NISA特集は全く手を付けていない。雑誌だから一番薄くて早く読み終わるのに、だって面白くないんだもん。読んでもいないけど、分かる。面白い面白くないで測るものではないんだけど、一番必要かもしれないよね、お金の話だし。三段目の「何もしない」は次の予約が入っていなかったので延長でき、余裕あり、なんだけど、全然何もしてないくないの。ちょっと自己啓発ぽい雰囲気が漂う章もあり、自然の中に身を置いて、よく観察し、他者との関係にもそれを応用するというのは、特段目新しいことでもなく、何より「何もしない」くないじゃんという思いが拭えず進まない。といっても頑張ったので、あと少しなんだよ。「怠惰の美徳」は手元にあるし、次は「無用の効能」を予約した。

北上さんが、本が読めないからと3日で会社を辞めてを繰り返して、最後には雑誌を立ち上げる話、いいなと思うけど、北上さんとは素地が違いすぎるし、椎名さんたちみたいに支えてくれる人もいないし、私も高等遊民になりたいから会社を辞めたい。巧って結局就職したんだっけ?辞めてなんとかなると分かっていれば辞めるけど、分からないし、絶対なんとかならない。北上さんは何とかなったから漫画になって知られるようになっただけで、何とかなってない人の方が多いから。ネットのおかげで、何とかなってない人たちの姿も見えるようになったよね。まあ自分と似た状況の人探して見に行っているというのもあるんだけど、だって自分ひとりじゃないって思えるとやっぱり安心するんだもん、誰にも言えないし。ZINE作ってみたい、出版に携わってみたいと思ってはいるけど、実際に何もしたことがなくて、何かしてみようかな。何か何か。

「エクスパッツ」見終わったけど、よくわからず。マーシーは自分から人との関係を壊していくところがあって、自分のことも大切に扱わない感じもあって、それが妊娠して自分のために泣きながらご飯を食べるシーンは良かったんだけど、妊娠以外はなかったかなと思ってしまう。だってシングルマザーになるんだよ、仕事も頼れる人もいないのに。香港は家賃の値上がりがすごいから、追い出されてしまうのではと心配になる。あと、エッシーがNYについていくのはさすがに金持ちにとって都合がよすぎないか。加害者がどう生きていくか、朝になったら起きて、ご飯を食べて、鼻歌を歌いながら生きていく。それしかないよね。

次何見ようかな。AppleTVに入る決心がつかず。NHKオンデマンドって字幕入るのかな。NHK+は入るんだよね。

昨日はまずかったなあ。でも、やっぱり思うわけ、あの時転職できていたら、人生変わっていたかなと。ここまで自分を責めなくてもよかったのかなと。最近の「折々の言葉」、小山さんノートから取り上げている。「家を失う人々」と「小山さんノート」の併読は心に悪い。「小山さんノート」は進んでいない。旅行行ったり、帰ってきたら図書館の本が立て続けに届いたりとしたので、読みかけの日記たちはそのまま。本だけ読んで暮らせたらどんなにいいだろう。本だけ読んでもお金にならない。お金がないと生活できない。明日行けば3連休明日行けば3連休。それだけを考える。休みたい。3年くらい休みたい。長い人生休めるのは特権階級の人たちだけ。私はそうではないので働き続けるしかない。か、人生を縮めるか。健康短寿。どっちか選ぶしかないか。一時期は環境を変えるということに頑張ってみたんだけど、だめで、もう頑張れないから諦めないとなんだけど、そう、諦めないとなの。一人暮らしをしたことで、プライベートの環境は変わって、それは大正解なんだけど、結局仕事は何にも変わらない。仕事の環境を変えたければ、仕事の環境を変えるしかないんだけど、無理なので。健康短寿を真剣に考えた方がいいな。両方やだ。でもどちらか選ばないとならない。やりすごした先にあるのが今と変わらない日常なら御の字だけど、年を取るにつれそうはならないであろうことが予想されるので、どうしたもんか。

耐えなきゃよかった、前は耐える以外の選択肢も取れたのに、あの時は気がつけなくて、取ろうと思ったときには手遅れだった。

図書館の予約一覧を眺めると、小説が少ないので、小説を予約する。全作品を読みたいと思っている小説家、朝井まかて高山羽根子、高瀬隼子、劉震雲、あとは、まだいるけど、ぱっと出てきたのはこの4人。でも、予約した小説は別の人の作品。あ、「神と黒蟹県」がよかったから、絲山さんの他の作品も読んでみたい。ただ、恋愛小説のイメージが強いんだよね。

カットやもう1件の病院の予約を入れたら、3月の休みが埋まってきてしまった。友達誘うのは4月にしようかな。大河ドラマ館にいつ行こうか考えてて、京都に10月に行くから、京都はそこで、滋賀は京都から行ったら近いから、滋賀もここで。福井が静岡みたいに1日1便だから、いや、小松まで飛んでそこからバスで、小松までが1日1便で、その時間考えると1泊じゃもったいなくて、2泊するなら、6月末ができそう。ただ、気温調べると去年で最高気温30度超え。一番暑い時間帯に館内にいれば何とかなりそうかな。そこ逃すと、9月の3連休は残暑厳しそうだし、11月の3連休なんだよね。鎌倉も11月だったし、いいかも。8月は休みが取りやすいのに、夏が暑すぎて無理。2016年の長野で懲りた。当時より暑くなってるでしょ、危険すぎる。

新しい夜ドラが、ユーミンストーリーズ、今放送中の1話の脚本が岨手監督だった。他の作品調べてみたら、第2話のねじめ彩木さんという人のウィキで、地獄のガールフレンドが映像化されていたことを知る。漫画全然読まなくなったけど、鳥飼さんは好き。2話は原作が柚木麻子、演出が箱田優子なので期待が上がる。

「家を失う人々」のロレインの描写がきつい。生活保護で暮らす54歳。トレーラーパークのトレーラーで暮らす。家賃の滞納で強制退去となり、兄が暮らす同じ敷地内のトレーラーへ移るが、兄は障がいがあり、障がい者施設へ入所してしまう。兄は地代もガス代も滞納していたためロレインはここも追い出されてしまう。公営住宅のほとんどが障がい者か高齢者を対象としているため、ロレインは次に住む場所が見つからず、強制退去が迫る中、もうどうでもいいと、持っていた抗うつ剤睡眠薬を飲む。「スラムはおいしい」と、家主たちはとんでもない額をもうけているわけ。月の収入が、住んでいる人の年収を超えているわけ。それなのに、水漏れも配管のつまりも直してくれない、多少の滞納も見逃してくれない。ああ他人事とは思えない。住む場所が安定しないことがどれだけ生活に、精神に影響を及ぼすか。住民は月収の7割くらいを家賃で持っていかれる。家賃が高すぎるんだよ。でも部屋はボロボロ。怖い。