2024.4.11

うすうす気がついていたけど、聞き逃しかけない方が寝つきがいい。たまに寝ても、音で目が覚めて寝付けなくなるということもあって、そうかなあとは思っていたんだけど、昨日の夜試しにかけないで寝たら、寝つきがよかった。そもそもかけはじめたのは、静かなのが怖かったからなんだよね。だから昨日も怖くなるかなとちょっとびびってたんだけど、問題なかった。しばらく睡眠優先で聞き逃しはやめよう。また、怖くなったらお世話になろう。

「天間荘の三姉妹」の感想を書く。ネタバレあり。天間荘は、現世とあの世の間、三ツ瀬と呼ばれる場所にある旅館。現世で危篤状態になった人が、死か生かを選択する場所。長女ののぞみは、旅館の女将、次女のかなえは、水族館で働く。母親である恵子は、自分たちを捨てて出て行った夫、清志のことが忘れらず酒浸りの日々。そこに、交通事故で危篤状態となった、たまえがやってくる。たまえは、のぞみたちの父親が、再婚した女性との子ども。たまえの母親は早くに亡くなり、父親も9歳の時にいなくなった。生き返っても家族のいないたまえは、天間荘で働くことにする。

三ツ瀬はあの世とこの世の間にあるということは、三ツ瀬で生活している人たちはみんな危篤状態でずーっといるということ?本人たちは気がついているの?などなど疑問が多くて最初はいまいち乗れなかった。途中で、三ツ瀬にいるのは、大地震で亡くなった人たちだと分かる。東日本大震災を表しているのだろう。地震津波のシーンがあることの注意喚起はしているのか気になってたんだけど、ホームページに書いてあった。よかった。

三ツ瀬に自殺をして意識不明の優那がやってくる。生きていても一人だしいいことなんて一つもなかったと、天間荘でわがままに振る舞う優那に、恵子は生きてくても生きられなかった人がたくさんいるんだと説教をする。はい、ごもっとも。

三ツ瀬に清志が現れる。実は清志は、かなえを預かってほしい頼むため、天間荘を訪れたとき、震災にあい亡くなってしまう。他の女との間にできた子どもを預かってほしいって図々しいと怒る恵子に、清志は自分ががんであることを告げる。罵倒できない話をしやがってとつぶやく恵子。

震災で突然亡くなった人に、生きたくても生きられなかった人がいると言われたら、罵倒はしないけど、まあ似たような気持にはなる。何も言えない、正論だし、きっとその人は生きたかったのだろうし、やりたいこともあったのかもしれないし。ただ、散々苦しんで死を選んでしまった人のこと思うと、そう言われてもなあという気持ちもある。恵子たちのことを責めているとか、そういうことじゃないんだけど、死を選んだ人の気持ちを思うと、正論だけど、分かっているけど、心の底からうなずけない気持ちもある。ただ、この作品は震災で突然家族や大切な人を失った人たちのために書かれた映画だと思う。最後は痛くなかったかなとか、どんな気持ちだったかなとか、色々考えてしまうけど、あんな風に宴会を楽しんでくれていたらいいなと、それなら一人で寂しくないよねと、残された人へのメッセージだと思う。当事者でもない自分がそう思うのはおこがましいかもしれないけど、製作者側はそういう気持ちで作っていると思う。

門脇麦さんと高良健吾さんって、華子と幸一郎じゃん。のんちゃんがイルカに惹かれるのは、魚くんだったからだよ。

急に暖かくなってきて、何を着ていいか分かんない。結局春先は何を着ていいかわかんない季節みたい。買い物行きたい。こないだ買ったブラウスは半そでだからまだ着れない。スウェットのワンピースは1枚だとまだ寒いかも。3連休何を着よう。あ、スニーカー買いに行かないと。前はネットで買ったのに、品切れ。スニーカーはここのブランドのこれと決めて、もう4足目になるので試着がいらない。だからネットで買うのが便利でよかったのに。やっと休みだ。休みだ。先代の子どもたちが、名誉職みたいな感じでいてあまり会社に来ないで、コロナで行けなかったからと去年あたりからバンバン海外旅行に行っていると聞くと、なんか、働いているのが馬鹿らしくなる。平成のうちに海外行っておけばよかった。と後悔するけど、長期の休み取れないんだなあ。私も名誉職ならよかったのに。寝そべるか。族るか。あーあ馬鹿らしい。

「がんばらないで生きる がんになった緩和ケア医が伝える40歳からの健康の考え方」を読んだ。タイトル通り、40代でがんになった緩和ケア医が、その経験をもとに書いた本。著者は緩和ケア医として、夜間も休みも呼ばれれば出勤し、忙しい毎日を送っていたが、がんと診断され、それまでの生き方を見直さなければならなくなる。ためになったのは、国立がん研究センターの「がん情報サービス」というサイトが参考になるということ。がんで検索すると、有象無象の情報が出てきて、中には民間療法もあって、何を参考にしていいか分からない。なので、ここがいいんだって。それと、主治医のいる病院のホームページ。あとは、痛み止めの使い方。痛み止めは飲んですぐには効かないので、痛いと思ったらすぐに飲む。外出前など予定に合わせて予防的に飲む。著者自身が患者に対して「痛くなったら我慢しないで」と伝えていたにも関わらず、自分が患者の立場になったら、この時間はナースステーションは忙しいかもとか、もう少し我慢できるかもと、考えてしまっていたと書いている。多くの人は痛みを我慢してしまう傾向にあるけど、痛みは生活の質を下げる。緩和ケアというのは、生活の質を保つことも仕事みたいで、著者は緩和ケアをもっと多くの人に知ってもらいたいという気持ちで本を書いていて、緩和ケアについて知ることができる。

この本は、去年の12月くらいに知って、今回枠に余裕があったので別の本取りに行くのに合わせて予約した。知った当時はいざとなったら死ねばいい気持ちがあったけど、今は死にたくなくて、この本はがんとどうやって付き合って生きていくかが書かれているので、去年よりも今読んでよかったかもと思った。これはがんにならなくても、中年になったら体力は落ちるし、気力は減るし、今までとは違う生き方を考えていかなければならなくなるから、そういう意味でもいい時期に読めたかもしれない。著者が医師であることもあって、どこか自分の病状や周りのことを客観視、つまり医師として患者である自分を観察している視点で書かれているので、感情移入する面が少なく、あまり辛くならずに読めた。がんでもそうじゃなくても、死ぬまでにしたいことリストを作った方がいいと進めている。ただ、頑張らないの前提は、今まで頑張ってきたがあるんだよね。

難しい人への対応がうまくいった。はあ、気使った。偉い人だからご機嫌損ねたら大変だった。

韓国の選挙で、大統領が物価高なのにネギの値段を適正だといったことから、ネギを持ってデモしたり、投票所に行く人が増えて、ネギが禁止された。そしたら今度は、大統領夫人が過去にDiorのバッグを送られたことが問題になっていて、それで紙袋にDiorと書いて投票所にもって行っているらしい。韓国すごい。抗議のアイコンを作るっていいね。韓国すごいと言っている場合じゃない。見習わなければ、あの熱量を。