2024.6.4

ダークマター」読み終わった。楽しかった。シリーズ物で、本国では4作目まで出ているらしいけど、翻訳されているのはこの1冊のみ。他も翻訳してほしい。ドロシー、ジェニー、ハルの三世代の女性が主人公。世代ごとの悩みとか、抱えていることととかの違いや、それでも変わらない女性差別の現状とかが書かれている。ドロシーは70代で、ジムと結婚してイングランドに引っ越してきたけど、もし違う人と結婚していたら、アメリカから引っ越してこなかったらなど、違う人生を考えてしまう。ジェニーは45歳、ミッドナイトクライシスに陥っている。親友でもあった夫の浮気で離婚し、一時はアルコールに頼っていた。ハルは同性愛者であることをオープンにしているけど、そのことで嫌な思いもしている。

ネタバレ書くけど、犯人はジェニーの元夫。若い女性との交際で、自分の虚しさを埋めた。もう一人、対比的に書かれているのが、ジェニーが浮気調査の対象で尾行していた男性。彼は一人になる時間がほしくてアトリエを借りて絵を描いていた。彼の妻が浮気を疑ったけど、実は浮気していたのは妻の方だった。中年の虚しさを何で埋めるか。実はジェニーは元夫とやけぼっくに火をつけていたという描写もあり、男だからしょうがないに陥らない書き方がよかった。ドロシーも過去に浮気ているし、ハルは人の気持ちに鈍感だったり、女性たちがそれはどうなの的な行動もするし、無茶もかなりするし、欠点もある書き方もよかった。葬儀社なので、死が常に近くにある。生死感も、ちょっと距離があるんだよね。諦観があるというか、投げやりな諦めではなく、こういう人生だけど生きていくしかないよね、みたいな。人生の明るい面だけを見て生きていくことはできなくて、やっぱり生きるって大変だし辛いこともあるし、だから前向きになろうじゃなくて、まあ、しょうがないよね。みたいな。

もう本の査定がついた。思っていたより高く買い取ってもらえてよかった。1冊とても高い値段がついていて、タイトルに覚えがないので調べたら、トーベ・ヤンソンの短編集だった。21年にブックカフェで買ったやつ。「烈女の一生」読んだばかりだったから、迷ったんだけど、寓話的な部分があまり合わないかなと思って、読みかけだったんだけどもう読まないと思い、売った。本棚に入っていたのとは別に、もう段ボールに詰めていた本たちもあって、そのまま中身見ないで売ってもよかったんだけど、思ったよりも本が多くて、どうやったら箱に詰められるか入替をしたので、見たら、「真似のできない女たち」が入っていた。これは手元に置いておこうと箱から出した。見てよかった。

怒涛のラジオ出演で、前作の時こんなに出てなかったよね、記憶違い?全然追えてなかっただけ?と思って聞いていたら、何個かのラジオで前回は2017年以来と言っていたので、たぶんしていない。なんと、ラジコの無料体験ができるので、加入。ラジコ昔は加入していたけど、使い勝手が悪くなっている。前は1週間のうちなら何の制限もなく聞けていたのに、今は一旦再生したら24時間しか聞けない。改悪。あと早送りができない。無料期間で退会しよう。1ヶ月以上はプロモーション続かないでしょう。どうだろう。

ミッドナイトクライシスをどう埋めるか、埋めないか。彼みたいに、結果を求めず過程を楽しんで、ちょっとずつ埋めながら、付き合っていくしかないのかも。できればお別れしたいけど。

日曜日に行ったカフェが空いていてよかった。街中から1駅ずれていて、店内も広いからかも。この近くに用事があって、思いのほか早く終わったので、そういえばカフェあったなと、だいぶ前に行ったことあるのを思い出して、行ってみた。古民家改装したり、個人経営の特徴あるカフェも好きだけど、結局自分が落ち着くのはチェーン店だったりする。ここでがっつり「ダークマター」を読めた。こういう店が近くに欲しい。マックしかない。ミスドは座席が少ないんだよね。土曜日の夕方、近くまで行ったのでのぞいてみたら、ほとんど埋まっていた。

白髪増えてる。ぐるぐるが来た時に、気を紛らわせるのに白髪切るの取っておいたけど、ぐるぐる来た時にそんな余裕がない。久々に風呂場の鏡で確認したら、あるわあるわ。

本が市内3冊、市外3冊届いている。なんなの。1冊はY2K新書の3人が載っているから借りた雑誌で、2冊は新書で本屋で見たところそんなに厚くなかった。日本の小説と韓国のエッセイはすらすら読めるタイプだし、後の1冊も難しい本ではないので、多分期間中に読める。「検閲官のお仕事」は読み進めていくとどんどん面白くなるんだけど、つい小説を優先して読んでしまい、進んでいない。でも、次の予約が入っているから、期限までに読む。週末取りに行くまでにできるだけ読んでおこう。

部屋探しは、地域をずらしてみたら、思いのほかあった。が、ここだと図書館が遠い。今よく行くところは駅直結なので、天気悪くても、交通費はかかるのは痛いが行ける。今回検索した地域は、最寄駅から徒歩で12分。全然歩けない距離ではないんだけど、天気が悪い時の往復を考えると、きつい。コロナ禍前は毎週映画館に行っていたから、映画館近くで受け取っていたけど、もう映画館行かないし、引っ越して家賃上がったら外出も控えなきゃだし、図書館の位置は重要。いい考えだと思ったけど、却下だな。

まだ火曜日なんだ。週5で勤務とか無理。私も本が読みたいから会社を辞めたいけど、そうもいかない。そういうことができるのは才能のある人だけ、と「すいか」もたいまさこも言っていた。早川と馬場ちゃんで「団地ののふたり」ドラマ化。本を読もうと思っていて、すっかり忘れていた。今朝目が覚めたとき、なぜか土曜日だと思ってしまったのが運の尽き。なんで土曜日なのに働かないといけないんだよ。なんで明日が休みじゃないんだよ。明日が水曜日とか、希望がなさすぎる。早く休みになれ。横領せずに3億が手に入れば、馬場ちゃんは幸せになれたのか。私は幸せになれると思うので、3億がほしい。そしたらフルタイムで働かなくてよくなる。あと3日もある。

2000円もした茶碗を割ってしまった。100均で買ったのとか300円のとか全然割れないのに。高い皿ほどよく割れると思いついたので調べたら、つぶやいている人がたくさんいた。真理だね。一人暮らしだから各食器一個しかもっていないので、茶碗がないと不便ちゃ不便なんだけど、まあなんとかなる。実家から持ってきた平皿は四枚もあるんだけど、これも四枚もいらないな。2枚実家に返すか。物を減らす。引っ越しの準備をしていて、一番の問題は、雑誌。正直音楽に興味がないから、目当ての記事以外は読んでいない。表紙と記事だけ取っておいて、あとは捨てようかな。その記事だって買ったときに一回読んで終わりなんだけどね。じゃあいらないじゃんとはならないんだよね。あーやっかいやっかい。