2020.11.12

明日有休なので、職場の人にそう伝えたら、さっきも聞いたって言われて、よっぽど休みたいんだねって笑われた。そう、休みたい。休むことに対する罪悪感はこないだより減ってきた。最近はまた感染者数が増えてきたので休みでも出かけなくなった。映画館にも行っていない。明日も出かけないと思う。

コロナで自粛が叫ばれていた、春先は漫画とか映像とか、演劇とかいろいろなのもが無料で公開されていた。正直、無料でいいのかなとも思ったのだけど、ありがたく見させてもらった。漫画は10代のころ読んでたものを読み直してみたら、主人公の10代の女の子が、世界平和とか大企業の行方とか大財閥の財産とか、そんなものを10代の女の子に背負わすなよって思うものを背負わされて、それでも頑張ってる姿が辛くてあんまり読めなかった。あの頃は楽しめたのに、今となると子どもになんてものを背負わせるんだ、大人としていいと思ってるのかと憤りも感じてしまう。世界の美術館をヴァーチャルで楽しめるというのもダウンロードしたけど、移動する時や作品に近づくのに指で動かすときに画面が揺れて、その揺れで酔ってしまって楽しめなかった。残念。他にも享受したけど、なんだか忙しくなってしまった。せっかく無料なんだから、せっかく家にいて時間があるんだからっていろいろやると、ニュースにもなっていたけど、逆によくないよねって気が付いた。でも、何かをしていないと、何もしていない自分がダメな人間のような気がしてきた。生きてるだけでもストレスがかかるのに、さらにコロナで世の中が変わって生活も変わって、ストレスも増えて、もう今日を無事に生きれただけでもよしとしていいと思った。

「僕は何もしないをしてるんだ」と言ったのはプーさんだった。何もしないをすることはハードルが高い。生産性って言葉が嫌いなくせに、何か意味のあることをしないと思ってしまう。プログラミングの説明会でも、コロナで家にいる時間が増えたので勉強しようっていう申し込みが多いって言ってて、きっと多くの人も何もしない時間が不安なのかなと思った。