2023.5.30

昨日はまあまあ調子よかったのに、今日は朝からダメ。寝つきはよかったのに。「絶望名言」聞いていたら、絶望音楽に行く前に寝てしまった。「絶望名言」は種田山頭火。また後で聞こう。金曜の夜から土日が過ごしやすかったから、少しの落ち込みだけど、その落差が大きいのかも。時間は有限と分かったけど、じゃあどうしたらいいか分からない。ずっとおんなじところで足踏みしている気がする。

「模範家族」見終わった。ネタバレ書くけど、逃れられないことを知らせるラストは好み。結局、トップが誰かも分からなかった。ここが明かされないのも、麻薬取引の闇の深さを示しているようでいいと思った。ただ、分からないことも多々あって、釜山に行ったとき、あの前にはドンハはカンジュンから取引を持ち掛けられてるわけで、そんなシーンあったけ?あと、カン刑事が聞いていた、警察内部の内通者の会話、あれ、どっから出てきて、どうやってカン刑事にわたったんだっけ?そんな感じだけど、なかなか楽しんで見れた。次シーズンを思わせるような最後だったけど、あるのか分からないけどあっても見ないと思う。そのくらいいイラストだった思う。

「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」これ、すごく面白かった。感想にはネタバレあり。広告代理店で働く吉川。取引先の無茶な納期のため、社員は月曜の朝を会社で迎える。いつもと変わらぬ月曜日、いつものように仕事に取り掛かる吉川に、後輩の2人が、同じ1週間を繰り返していると言ってくる。最初は相手にしない吉川だったが、とあるきっけけでタイムループの事実に気がつく。ここから抜け出すためには、上司がつけている呪いのブレスレットを壊さなくていけないが。

また、書くけど面白かった。吉川がタイムループの事実に気が付いて、部長に訴えに行くんだけど、部長は、吉川さん疲れているんだね、今日は早く帰っていいよと言う。仕事なんて毎日が同じことの繰り返しで、本当にタイムループして同じ1週間を繰り返していても気が付かないという、この皮肉。タイムループものって、繰り返しをどう見せるかが見どころの一つだと思うけど、この作品は、社員全員がタイムループしているという設定をうまく使っている。後輩2人が、部長に訴えるためには、まず、後輩2人の先輩の吉川に、吉川から同僚の森山に、森山から上司の平に、平から部長にと訴えていくべきだと主張し、そのため、一人ひとりにどう気が付かせるかという書き方にバリエーションがあっておもしろい。部長に気が付かせるプレゼンのパワーポイントの使い方が最高。

ようやく部長に分かってもらって、ブレスレットを壊すんだけど、タイムループは終わらない。ブレスレット壊した後、かっこつけて去るシーン撮ったのに。なんでだと社員で騒いでいると、事務員の聖子さんが、私はもう70回(だったかな)も繰り返していると訴えてくる。実は、最初に気が付いたのは聖子さんで、どうしていってくれなかったんだという社員は言うけど、聖子さんは全員に訴えたけど、無視された。そもそも後輩2人がタイムループに気が付くのは、月曜の朝に鳩が窓に激突すると、それが合図だと聖子さんが手で鳩を作って実演したからで。聖子さんは最初からセリフはほとんどなくても画面には写っていて、多分彼女が鍵を握っているんだろうなと気が付く。だいたい、こういう存在感消しているキャラが全てを握っているのよ。聖子さんは吉川がタイムループに気が付いていない段階で、吉川が取引先に映像用意してと無茶振りされたときに、吉川が依頼しようとしている映像制作会社はだめだって、違う会社の名刺出してくるんだよね。でも、吉川はこれを無視する。これは、聖子さんが女性で、事務員という、他の社員から下に見られているということも皮肉として書かれていると思う。

案の定、聖子さんが鍵を握っていて、タイムループを止めるには、部長が長年かけないでいる、書きかけの漫画を完成させて、出版社へ出すことだ、と言う。そこで社員は、取引先の仕事もしつつ、全員で漫画を完成させようとする。この、取引先の仕事もしつつ、というのが、令和だなと思う。吉川がタイムループに気が付いたとき、後輩2人に、なんで会社来ているのと、聞くと、2人はいつタイムループが終わるか分からないから、終わったときに会社にいないとまずいと言うんだけど、ここも令和だなと思った。しかし、憧れの会社から引き抜きの話があり、上昇志向の強い吉川は、漫画の完成より自分のスキルアップを優先させる。タイムループしているから、プレゼンのスキルがかなりアップしているんだよね。吉川はその会社に呼ばれた際、偶然尊敬している社長の木本に会う。しかし、その木本がちょっと、パワハラ体質をうかがわせるような言動で、吉川は自分の考えに疑問を持ち始める。この描写はちょっと、引っかかる。この後会社に戻った吉川は、漫画ばかりしていて仕事が回っていないことで、取引先からのクレーム電話を受け、頭を下げて対応する部長を見て、みんなと協力して漫画を完成させようと考えを変える。確かに、タイムループから抜け出すために漫画に取り組むのはいいんだけど、それと吉川が転職考えなおすのは別かなと思う。単純に、大手のパワハラ気質の上司と、中小企業の気のいい部長という対立も安易だなと思ってしまった。ちなみに、木本はしゅはまはるみさんが演じてる。

個人的にはそんなひっかかりもあったけど、かなり面白く見た。どうでもいいことなんだけど、部長に漫画できたと持って行ったときに吉川が履いているライトグレーのパンツ、私持っているのと同じかもと思った。どうでもいい。

仕事より大切なものはたんまりあるけど、大切なもののひとつのお金と仕事が結び付いているから、どうやったって仕事をしないわけにはいかない。分かってる。自己啓発本を読まないのは、過去に読んでうまくいかなくて苦しんできたからで、正直、自己啓発本のことを見下している気持ちはあるけど、でも、自己啓発本を読んで、真摯に取り組めて、うまくいっている人たちのことがうらやましくもある。いや、自分はだめだったんだから、自分のやり方を見つけるしかないんだ。「らんまん」で2年生コンビと、万太郎が仲良くなっているのが嬉しい。故郷で植物の話ができる友達がいなかった万太郎に仲間ができてよかったし、ロールモデルが天才の田邊教授しかいなかったところに、万太郎みたいに、教授とは違うアプローチで植物に向き合える人がきて、もっと好きにやっていいんだって2年生コンビが思えたんじゃないかなと思うと、超うれしい。出会いに感謝ってこのこと。つまり、教授だけが目指すゴールじゃないってこと。世間一般でいいと言われている生き方だけが幸せな生き方じゃないわけで、自分はそこから外れてしまったけど、戻ろうと頑張るのではなく、もう仕方ないと諦めて、このままで生きる方法を探した方がいいと思う。人との出会いに期待できないから、本を読んでいるんだと思う。正直、目を背けている方が楽。やりたいこと、すべきことなんて見つけてしまったら、大変で、だからどうしていいか分からないって日記に愚痴を書いて、気が付かない方が楽って、分かっているんだと思う。だって、気が付いてしまったら、できない自分に出会ってまた落ち込むし。こんなはずじゃなかった人生を生きないといけない。今まではこんなはずだった人生に近づけようとして失敗した。またこんなはずだった人生を目指すのは、もうないかな。無理だし、頑張るの疲れたし。でも、頑張らないで今の状況を変えられるわけがないことも、分かっている。おんなじこと言葉変えて書いてるだけになってきた。要は、田邊教授を目指す必要はないということ、なのか。

僻みっぽい自分も、全然よくないけど、全部OK。嫉妬が原動力いなるタイプではないから、嫉妬するということはその人のようになれる要素を持っているということ、そのことを原動力にして努力すればいいという言葉には全くうなずけない。だから自己啓発は嫌いなんだ。思い出し怒り。虚しい。仕事は虚しい。終わりが見えないけど、終わりが来るのが怖い。減っていく貯金を見ながらの生活に耐えられれない。今考えただけで無理。なんだかんだでお金なんだよね。65歳以上の求職者が増えているって新聞にあった。年金だけじゃ生活できないって。年金支給年齢は、さらに引き上げられるだろうね。80とか。死ぬのを待っているよう。